ある晴れた春の日。
     裕子は、志穂の家に招かれていた。

     先週の日曜日、裕子は初めて志穂と肉体の関係を持った。
     それからというもの、裕子は志穂との行為を思い出し、
     オナニーに耽る毎日を送っていた。

     志穂の部屋で、二人は裸で抱き合い、口づけを交わした。
     「裕子、昨日言ってたこと、覚えてる?」
     志穂は裕子の腰の辺りを愛撫しながら、そう尋ねた。

     「えッ?うん。覚えてる、けど…」
     昨日のこと。
     それは、裕子にペニスバンドを装着して欲しいというオネガイだった。

     志穂は机の引き出しを開けて、ピンクのペニスバンドを取り出し、
     裕子の手に握らせた。

     「つけてみて」

     ベッドに腰を下ろしながら、志穂が促す。
     大好きな志穂の頼みとあっては、拒めなかった。
     裕子はそれを、おずおずと腰に巻きつけ、ベルトで固定した。

     「よく見せて。こっち向いて、裕子」
     「えぇぇぇ〜?恥ずかしいよぉぉぉ」
     「はやくぅ〜」
     「ウン。わかった…」






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