立花ケイとカフェ・ド・田中クニエで会った後、井上ジュンは深く思い悩んで、日々を過ごしていた。

高原レナにとって、自分はどんな存在なのか?

単なるセックスフレンドでしかないのか?

レナには現在、自分以外に何人、性交渉の相手がいるのか?

何故、自分だけにレナを縛りつけておけないのか?

悶々とするうち、ジュンはある一つの考えに辿り着いていた。

恐ろしい考えに。

そんな中、ジュンのケータイに、レナからのメールが入った。

メッセージにはいつも通りの少ない文字数で、「明日会いたいな。どう?(^o^)/」と書かれていた。

「オッケーです!時間とかどうしますか?」と返信しつつも、ジュンの心は黒い雲に覆われていた。

翌日の夜。

ジュンは、レナのマンションを訪れた。

寡黙に微笑むジュンに、レナは「なんか、元気ないみたい。もしかして、来たくなかった?」と声をかけた。

「そんなことないですけど!だって、もっと会いたいのに全然会ってくれないしー」

喋っているうちにジュンは泣きそうになって、顔を伏せた。

「ゴメンね~」

レナに抱きしめられ、頭を撫でられながら、ジュンは今から自分が言うことを考えて気を滅入らせていた。

二人でシャワーを浴びて、ベッドに入ってレナの陰茎を思う存分頬張って精液を飲み込むと、少し気持ちが落ち着いてきた。

―― 言おう。言わなきゃ。言うんだ!

ジュンは決意を固めた。

四つん這いになって、レナの方に向かってお尻を高く持ち上げて、考え抜いたセリフを口にした。

「レナさん、レナさんの硬くなったオティンポ、ボクのアニャルに入れて下さい!」

「えッ?」

想定外の展開に、レナは息を吞んだ。

「大丈夫です。ちゃんと洗ってきたからキレイです。ボクのバージン、もらって下さい!」

篠田カナメに挿入されかけて、あまりの激痛に耐えかねて、途中で断念したアナルセックス。

だが、レナに対してはそのアナルセックスをするしかないのだと、ジュンは結論付けていた。

―― ボクにはオミャンコがない。だったらもう、アニャルを使うしかない。他の誰にも負けないためには、そうするしかないんだ!

「いいの?ジュンって入れられるの、ダメじゃなかったんだっけ?」

「いいんです。ボク、レナさんのならいいんです!お願いです、ボクのじゃ、イヤですか?」

「ウウン。イヤじゃないよ」

勃起したままの陰茎をジュンの肛門に押し当てて、レナは念押しした。「ホントに、大丈夫?」

「ハイ。欲しいです。レナさんのぶっとぃティンポ、ボクの中にブチ込んでぇ~ん!」

お尻フリフリでおねだりされて、レナはニッコリ頷いた。

「わかった。じゃ、入れるね」



少しずつ、レナの太い筒が、ジュンの可憐な蕾を貫いていく。

「うぬ。ぐうううう~。ひお。あがあがあが。ぎぃいい。ぷお。とはあー!」

体を引き裂かれるような痛みに襲われて、ジュンは呻いた。

「ちょっと。ホント大丈夫?」

「御免なさい!色気がなくてゴメンナサイ。おほほほほ。どうぞお続けになって下さいな、お姉さま」

「?お姉さま?ふふッ♪じゃぁ遠慮しないわよ~」

レナはピストン運動を開始した。

「はうッん!いいですレナねえさまのオティンポ、気持ちイイですぅー」

実際には内臓を引き抜かれて包丁でズタズタに切り刻まれるような感覚に意識を失いそうになっていたが、それだけではなかった。

レナが悦んでくれていると思うと、ジュンは嬉しかった。

「あ~。なんかイキそう。出ちゃうかも」

呼吸を荒くして、フィニッシュ間近であることを告げるレナ。

「中で、中で出して!レナ姉さまの熱い精子、ボクの中にピュルピュルしてぇ」

苦痛が終わる安堵と、もっとレナの肉棒を自分の体内に感じていたい未練に心が揺れる中で、レナが射精した。

「あッ!ジュン!出てるよ、ジュンの中で精子出てるよ」

「ウッ、アーン!らめぇ!」

その瞬間、小さいままでプラプラ揺れていたジュンの陰茎からも、精子が射出された。

背中から圧し掛かられてジュンはうつ伏せに倒れ、その上にレナが覆い被さった。

そのままの姿勢のままで、二人は暫く息を整えていた。

「気持ち良かったよ、ジュンのアニャル」

うなじを指で撫でられ、耳元で囁かれて、ジュンは幸福感に満たされた。

「今度はジュンの番」

レナはジュンの体を仰向けにすると、乳首を吸いながら股間を撫でた。

「うっ。あはぁ」

忽ち心地よい快感に包まれるジュン。

ところが、陰茎を指や口で刺激されても、ジュンの陰茎は勃起には至らない。

「アレ?おっきくならないね~」

不思議そうなレナの声を聞いて、ジュンは体を起こした。

「そんなことよりそんなことよりー。もっとレナ姉しゃまのオティンポ、頬張らせてくだしゃい~。まうまうー」

「いやーん。犯される~♪」

「まう!まううー」

結局、その後もジュンの金棒は、完全体に変わらぬまま。

家に帰って自分で手淫を試みても、さっぱり駄目。

叩いても冷やしても怒っても励ましても睨んでも笑いかけても撫でても振り回しても、いろいろ試してみても、やっぱり駄目。

次の日も、その次の日も。

ジュンは、自分がインポテンツ(勃起機能障害)になってしまった事を知った。




フタナリ女と少年少女



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