井上ジュンと同じ塾に通う、篠田カナメ。

最近、塾も休みがちで成績も落ちてきているジュンを心配して、「ボクの家で勉強会しようよ」と誘った。

「悪いな、カメちゃん。オレなんかのためによ」

「カメじゃないし!ちょっと待ってて。今日ウチ誰もいないから、お茶入れてくるよ」

「どうもスンマセン」

一人部屋に残されたジュンはため息をついて、その場に寝転んだ。

神崎マドカに、半強制的に高原レナと別れさせられてから、2週間。

レナを忘れさせようと、マドカはジュンと毎日セックスしていた。

それでもジュンの心が満たされることは、なかった。

―― カラダにリキが、入らねぇっす。

「おまちどうさまー」

カナメの声がしたので、のろのろと体を起こしたジュン。

その目に飛び込んできたのは、女性用セクシーコスチュームに身を包んだカナメだった。



「なッ?ナニしてんだよッ?カ、カナメ…」

「なにって、フツーに部屋着だけど?」

カナメの可愛らしさに、ジュンはドキドキした。

「だって、オトコだろ?オトコが」

「ジュンくん、年上のフタナリの人にフラれたんでしょ?真田さん、言ってたよ」

真田トウコ。

マドカの友人で、ジュンと同じ塾に通う、ナイショの話を黙っていられない少女である。

―― マドカの野郎、一番喋ってはいけない奴にしゃべったな!話がちょっと違ってやがるし。

「フラれたんじゃない!無理やり別れさせられたっていうか」

「ボクじゃ、だめ?」

「はひ?」

「ボクが、その人の代わりに、なれないかな」

「だって、オトコなんだよな?もしかして、ナイチチふたなりのヒト?」

「ウウン。オチンチンだけ」

「オチンチンしかないのか?」

「今日勉強会しようって言ったのは、オチンチンの勉強を、二人でしたかったからなの」

「カナメって、オレの事、好きなの?」

「好き。ヘンかなぁ?」

カナメの表情が曇るのを見て、ジュンは焦った。

「いやいやいやゴメン!じゃぁ、お前は、オチンチンしか、ないんだな?そういうことだな?」

「ウン。ほら、ね」

カナメはジュンの手を取って、ショーツの上から自分の股間を握らせた。

久々の感触に、ジュンの股間が反応する。

「わかった。勉強会、始めます」

「やた☆」

カナメはチュッとジュンにキスをした。

「もう一回聞くけど、オチンチンしか、ないんですね?」

「見たらわかるヨ」

「あー。やっぱり入れたりするの?そのー、穴に」

「それは、成り行きでネ」

「あー。だな。…じゃぁ、お願いします」

ぺこりとジュンが頭を下げると、カナメは笑った。

「ハイ。お願いします」

―― チンポしかなくても、こんなに可愛いんだから、仕方ないよな。キスも別に、イヤじゃなかったし。

ジュンは、カナメを抱きしめながら、覚悟を決めた。





「カナメのチンポ、すっげカワイイよ」 「ジュンくんのは、おっきぃね」



「いっぱい出たな、カナメ。舐めてキレイにしてやろっか?」 「ウン。ジュンくんの舌で、ボクの精子、全部舐めて」




フタナリ女と少年少女



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