「見ててね?ケイちゃん」 「あぁ。見てるぜ」 今まさに、立花ケイの目の前で、高原レナの亀頭が赤城ユカの陰唇に押し当てられ、挿入されんとしている。 ケイは、組み合わせた両手に力を込めて、耐えていた。 「イイ?じゃぁ、入れるよ〜」 レナが、勃起した男性器を、少しずつ、赤城ユカの膣の中に埋め込んでいく。 「ッあぁぁうあああぁー」 苦しそうな喘ぎ声をあげるユカを、ケイは眼球が飛び出さんばかりに見開いて、凝視している。 指が震え、大量の汗が噴き出す。 ―― あぁ、ユカ!ユカ!良かったな。好きな人と結ばれて! 悲鳴を上げてしまいそうな自分の口を押さえて、ケイは必死になって祝福の言葉を思い浮かべた。 「ケイちゃん、来て」 ユカが、ケイの方へ手を伸ばす。 ケイは立ち上がって歩み寄り、ベッドの横に跪いて、ユカの手をそっと握った。 「えへっ。レナちゃんと、ついにエッチ出来たんだよ」 「うん。良かったな、ユカ。願いが叶ったじゃん」 自分の本心を押し殺して、ケイは笑った。 レナが腰の前後運動を開始して、ユカは力いっぱいケイの手を握りしめた。 「お、おぃテメェ!もうちょっとやさしく」 「わかってますよん♪はじめてだもんね〜」 レナはケイに、にっこりとほほ笑んだ。 ―― チクショウ!なんだってオレは。 ケイは、激しく後悔していた。 初めてのセックスが不安だから、ついて来て欲しいと頼まれた。 それで、自分の好きな相手が、他のヤツとセックスするのを、こうして見届けている。 ―― 何やってんだ、オレは!耐えられない! ユカの大きな乳房と、陰茎が、レナの動きに合わせて揺れている。 「ああー。すっごぃ気持ちイイんですけど〜。ユカの処女マンコ」 「ホント?私の、気持ちイイ?」 「ウン♪」 ブランブランと踊るユカの陰茎を捉え、レナは涎を垂らしてベトベトにしてから、手でシゴきだした。 「あぁぁあッ!あっ!あ!」 ユカはケイの手を離し、レナの肩を掴んだ。 「だめだめだめぇ!両方、らめぇ〜!」 「もう出ちゃいそう。中で」 「うう。出して。出して!私の中で、イッて!」 「お、おい…」 ―― ユカの中で射精するのか?ヤメロ!それだけは、オレが…! 「イク!」 「ああああああ」 「ちょ!ヤメテ。イヤ!いやだよ、ユカ!」 * 目が覚めたケイは、自分が泣いていることに気付いた。 薄暗い部屋の中で体を起こすと、ユカが裸で眠っていた。 酔っ払ってセックスして、そのあと再び眠ってしまった事を、ケイは思い出した。 ―― 思い出したくないのに、なんで夢に出てくるんだよ。 レナとユカの初めての性交渉から後、時々、3人でセックスするようになった。 しかしケイは、自分が「ついでに参加させてもらっている」と、感じていた。 確かに今日は、二人でセックスした。 しかしそれは、暫くレナに逢えない寂しさが、ユカの心にあったからではないのか? 「うんんー。ケイ〜」 ユカが起きたので、ケイは考えを中断して、慌てて涙をぬぐった。 「オハヨ」 「おはよー」 ユカは座ったままで、両手を上にあげて伸びをした。 「コーヒー飲む?」 「飲む〜」 「よっし」 ケイは立ち上がり、キッチンへと向かった。 ―― ついでだろーがどーだろーが、とにかく!オレはユカと一緒にいられれば、それで、いいんだ。 ケイの膣からユカの精液が溢れて、太ももを伝っていった。 |