井上ジュンは、塾の帰りに立ち寄るコンビニで時々見かける女性に、惹かれていた。 ―― はふぅ。いつか彼女に誘われて、彼女と初エッチ出来たらなぁ。 そんな妄想を抱きながら、ジュンは毎夜、オナニーをしていた。 一度、コンビニから出た彼女を、尾行しようとしたことがある。 途中で見失ってしまったが。 自身の心の暴走を、ジュンには止めることが出来なかった。 彼女に逢えることを期待して、ジュンは今日もコンビニで立ち読み。 ふと顔を上げると、ちょうど彼女が店内へ入ってくるところだった。 慌てて顔を伏せ、本を読むふりをしながら彼女を眼の隅で追ううち、ジュンの性器は早くもズボンの中で勃起し始めている。 レジを済ませた彼女が手から袋をぶら下げ、ジュンのほうに近づいてくる。 レジから出口に向かう途中に雑誌のコーナーがあるわけなので、進行方向的には自分の後ろを通ることになる。 ジュンは緊張して、その場で凝固していた。 「おまたせー。行こっか♪」 甘く官能的な声と香り。 すぐ近くに、憧れの女性の笑顔があった。 ―― え?ボクに話しかけてるの?そんな! 事態が飲み込めず、彼女の顔を、ただぼんやりと見つめるばかり。 自分の腕を掴んで店を出ていく彼女に、夢の中に引き摺り込まれていくような気がしていた。 混乱するジュンが操り人形のようになって、連れて来られたのは彼女=高原レナの部屋。 レナに請われるがままに、ジュンは着ているものを脱ぎ、レナに裸身を晒した。 「手をどけて。見せて」 「恥ずかしいですぅ」 「オネガイ」 「は、はい」 「ぅっわー。おっきしてきてる〜♪じゃ、私も、脱いじゃおっかなー」 一枚、一枚と脱いでいくレナ。 未だかつてない集中力で凝視するジュンの目に、信じがたいモノが映った。 「あれ?それは、あのー」 「そう。オティンティンよ」 「やっぱり。そうですかー。っぇええ?」 |